和田留佳+RSV4 1100 Factoryが6位入賞!

2024 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦
SUPERBIKE RACE in SUGO
宮城県・スポーツランドSUGO(1周=3.6211km)
2024年5月25日(土):公式予選・JSB1000レース1 天候:晴れ コース:ドライ
  26日(日):決勝・JSB1000レース2 天候:晴れ コース:ドライ
観客動員数:8,700人(2日間合計)

JSB1000
#22 新庄雅浩 
Race 1 予選17番手(タイム:1分28秒791)決勝:DNF
Race 2 予選17番手(タイム:1分28秒838)決勝:19位

ST1000
#23 和田留佳  
予選7番手(タイム:1分28秒509)決勝:6位

 

全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦が宮城県・スポーツランドSUGOで開催された。前戦では他のライダーを巻き込むアクシデントを発生させてしまったこともあり、徹底的に原因の究明と再発の防止を行い今回のSUGOラウンドを迎えた。前週に行われた公開テストでは最終日の雨に見舞われたが、レースウイークは青空が広がった。まだ湿度は低く冷たい風が吹いていたが、日差しは強く路面温度は高めとなっていた。

JSB1000クラスの新庄雅浩は、開幕戦鈴鹿で負ったケガが意外に尾を引いてしまい、直前に行われたテイスト・オブ筑波を欠場して身体の回復に努めた。ST1000クラスの和田留佳は、ウエットコンディションとなった公開テスト最終日に転倒があったもののケガはなく、チームはマシンを修復しレースウイークを迎えていた。

初日となった金曜日は風が強く、気温も上がったが、その中でマシンのセットアップを行っていく。新庄は1分28秒799までタイムアップしたが、まだまだセットはまとまらず、いい手応えを感じることができずにいた。一方、和田は、1本目、2本目と9番手につけ、しっかりマシンが直っていることを確認した。

土曜日の公式予選でもマシンセットをしながらアタックを行うが、前日とほぼ変わらないタイム止まりとなり、両レースとも17番手グリッドからスタートすることになっていた。
レース1ではスタートを決めた新庄は、ポジションアップし、オープニングラップを12番手で終えていた。そこから集団でのバトルとなり周回を重ねていた。そしてレースも中盤となる10周目のシケインで痛恨の転倒。そのままピットに戻りリタイアとなってしまった。

 

日曜日に行われたレース2。ここでもマシンセットを変更して挑むが、やはりいいフィーリングを得られなかった。厳しい状態ながら何とか22周を走り切りチェッカー。貴重なデータを持ち帰り、後半戦に向けてマシンセットを考えていく。

ST1000の和田は、予選で1分28秒509までタイムを縮め7番手と健闘。決勝レースでもスタートでやや出遅れるものの、そこから粘り強い走りを見せ、ライバルに食らいついていく。5周目には8番手に上がると、12周目には、前を走っていたライダーが転倒し7番手。最終ラップにも転倒があり、6位でチェッカーフラッグを受け入賞を果たした。

新庄雅浩 JSB1000ライダー

「公開テストは最終日が雨になってしまいドライのセットがまとまらないままレースウイークを迎えていました。そこからチームと共に頑張ったのですが、いい方向に進まず、いい方向を見つけられないままレースを迎えてしまっていました。結果的に戦える状態に持っていくことができませんでしたが、いいデータは取れたので、今回の反省を生かしてシーズン後半戦に挑んでいきたいですね。ここから鈴鹿8耐モードとなるので、去年以上の結果を残せるようにチーム一丸となって頑張ります」

 

和田留佳 ST1000ライダー

「レース展開的には悔しい部分もありますが、スタートで出遅れてしまい、前の転倒もあり、運よく6位入賞となりました。公開テストでの転倒から、しっかりマシンを修復してくれたチームのためにも、もっと頑張りたかったですね。決勝では、ペースを落とさずに走ることができたので、もっと調子を上げて、次戦のオートポリスは2レース制ですし、いい結果を残したいです。今回も多くの応援ありがとうございました」

 

井上哲悟 チーム監督

「JSB1000新庄、ST1000和田、共にテストから悪くない流れをつかめていました。和田は6位入賞としっかり結果に結びつけることができましたし、次のステップに行くための課題も明確になっているので、さらに上位を目指します。JSB1000の方は、判断が裏目に出てしまい流れを失い新庄には苦しいレースをさせてしまいました。 後半戦までに、タイヤのパフォーマンスをしっかり出せるマシン作りを考えます。次は鈴鹿8耐となります。しっかり耐久チームを編成して、勝てる状態にチームを持っていきます」

中野誠司 チーム代表

「まずは、今回も多くのご協力、応援をいただき誠にありがとうございます。皆様のおかげで無事レースを終えることがきたことを感謝申し上げます。JSB1000新庄はケガが癒えず、マシンが完全ではない状態の中、悔しい結果ではありますが、レース2を完走してデータを持ち帰ってくれました。和田も頑張って、6位入賞という結果を出してくれました。次回の鈴鹿8耐、全日本後半戦に向け チーム一丸となり、さらなる上を目指して参りますので、引き続き応援よろしくお願いいたします」